耐薬品性、耐熱性、耐油性に優れ、
シリコン系等では厳しい環境下にも適用可能
主原料をフッ素ゴム系にしているため、耐薬品性、耐熱性、耐油性に優れており、厳しい環境下でもご使用いただける可能性の高い製品です。
酸・アルカリ系等の雰囲気下でのシール剤として、また優れた耐油性で、切削油、軽油、ガソリン、作業油等への耐性の必要な環境下でのシール剤としてもご使用いただけます。
商品名 | 容器 | 容量 | タイプ |
---|---|---|---|
F-106 | チューブ カートリッジ |
100g 400g |
一液型 |
F-113 | チューブ カートリッジ |
80g 370g |
一液型 |
F-106 | F-113 | |
---|---|---|
外観 | アイボリー | ベージュ |
粘度(mPa・s,25℃) | 250,000 | 150,000 |
不揮発分 | 61 | 51 |
特徴 | 標準品 | 耐アルカリ |
使用溶剤 | 酢酸エチル | THF※1 |
※代表値であり、規格値ではありません。
※1 THF・・・テトラヒドロフラン
耐薬品性
薬品名 | F-106 | F-113 |
---|---|---|
硝酸(65%) | A | A |
硫酸(95%) | B | A |
塩酸(36%) | A | A |
NaOH(30%) | C | A |
※評価基準 A:優(重量変化率が0~5%)、B:良(重量変化率が5~10%)、C:可(重量変化率が10~30%)、D:不可
(上記適性は、弊社内試験の結果を元にした独自の評価です。使用条件等により適性が変化することがありますので、必ずご使用前に確認試験を行って下さい。)
耐熱性
温度 | F-106 | F-113 |
---|---|---|
150℃ | A | A |
200℃ | B | A |
※評価基準 A:優(重量変化率が0~5%)、B:良(重量変化率が5~10%)、C:可(重量変化率が10~30%)、D:不可
(上記適性は、弊社内試験の結果を元にした独自の評価です。使用条件等により適性が変化することがありますので、必ずご使用前に確認試験を行って下さい。)
エイトシールF-100シリーズは、粘度が高めに設計された、フッ素ゴムを主成分としたペースト状のシール剤です。
一般的なシーラント(シリコーン系、ウレタン系など)とは性質(塗装性、性能)が異なります(JIS等の規格適合品ではありません)。作業性や性能に関しましては、サンプルでの事前評価によりご確認くださいますようお願いいたします。
①本製品は、有機溶剤を使用しています。製品安全データシートをよく読み、安全に十分注意した上でご使用ください。
②本製品は、成分中の有機溶剤の乾燥による体積減少(肉減り)があります。厚膜を確保したい場合は、重ね塗りを行って
ください。重ね塗りは、半日から1日程度経過後(シール剤表面に汚れ等の付着がある場合は除去後)行ってください。
③環境条件(風、温度、湿度など)により、表面の乾燥が速くなり、極端に施工性が低下することがあります。
④基材がゴムや樹脂の場合、また金属でも表面塗装がある場合は、有機溶剤の影響により変色、軟化、溶解などが起こる
場合があります。事前にご確認ください。
⑤コンクリートやモルタルなど基材材質の表面が脆い場合、塗装が困難な場合があります。(高粘度ゴム塗料で基材への
浸透が困難なため。)
⑥塗装は押さえつけるようにゆっくり行ってください。早く、また引っ張るようにした場合、隙間や、巻き込んだ気泡部分
の乾燥による気泡痕や亀裂が発生することがあります。
⑦液ダレしにくいよう設計していますが、垂直面などへ施工する場合は液ダレが発生する場合があります。事前にご確認
ください。
⑧開封後はその日のうちにご使用ください。やむを得ず保管する時は密栓し、出来るだけ早く使い切ってください。また
チューブやカートリッジをご使用の場合で、使い切らずに保管した場合、吐出口付近に残留した塗料は乾燥して硬くなる
ことがありますので、除去してください。
⑨本製品は、硬化反応はしません(有機溶剤乾燥のみ)ので、一部の有機溶剤(酢酸エステル系、ケトン系など)には溶解
します。
⑩塗装直後に貼り合わせなどを行うと、乾燥できなく(しにくく)なったり、乾燥過程で隙間が発生したりすることがあり
ます(特に「面」の接着剤用途には向きません)。
⑪乾燥した塗膜は伸びが小さく硬いため、施工部分にひずみやズレ、振動などが発生すると亀裂や割れを生ずることがあり
ます。事前にご確認ください。
⑫加圧下で使用する場合は、事前評価による確認を行った上でご使用ください。
⑬本製品に関する性能評価(耐熱性、耐薬品性など)は、それぞれ単独で実施しています。実際に使用される状況では条件
が複合(高温の薬品など)である場合がありますので、性能や施工性に関し、実機又はそれに準じた方法での事前確認を
お願いいたします。
⑭シリコーン、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂など(難接着物)へは密着が困難です。
基材塗装面のゴミ、油分等を除去してください。
有機溶剤を使用した製品のため、火気に注意し換気を十分にし作業を行ってください。
指触乾燥は数分で、完全乾燥には厚みにより塗布後2日~7日程度かかる場合がございます。加熱による乾燥(強制乾燥)を行う場合、溶剤蒸気による発泡にご注意ください。
日々の業務の中で老化・劣化・腐食・漏れなどの問題は絶えず進行しています。
それは時に大きな問題を引き起こす要因となり、莫大な費用を要するものになったり、製品や部品の寿命を縮めて改修や交換のコストがかかったりと、決して見過ごす事の出来ない問題に発展します。
近年の技術革新はめざましいですが、それでも、使用される材料におけるコストダウンの要求や、環境対応の為の、耐熱・耐油・耐圧・耐薬品・絶縁・防湿・防水・潤滑・非粘着などの性能向上の必要性は高いです。
その為のシール剤やコーティング剤の相談が後を絶ちません。
こうした多くの技術課題に、私たちは積極的に取り組んでいく事をお約束します。
社名 | 太平化成株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区神田紺屋町40番地 |
事業所所在地 | 埼玉県八潮市二丁目1075-1 |
創業 | 昭和51年8月7日 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 渡邉勉 |
事業内容 |
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